※…ガルダ戦後の乱入キャラに勝利した場合のエンディング
（シャドウガイストとカイリは、ガルダ戦後の乱入キャラに勝利した場合、ガルダのエンディングと同じ文章が表示される）

リュウ 　真の強さとは心を鍛え、自らに打ち 勝つ事と悟るリュウ。 　師匠やケンと共に修行した故郷の山 に戻ったリュウは、会得した必殺技を 封印し、原点に戻って修行をやり直す。 　おごる事なく常に身を引き締める リュウの信念は、いつしか彼が闘いの 末に求める答えを導きだすだろう。 　明日のリュウは君かもしれない。	ケン 　義兄弟であるガイルの話を聞いたの は他でもない、愛する妻イライザから であった。  「ファイティングスタイルは違ってい たが、なかなか骨のあるヤツだった。 スパーリング相手にはもってこいだ。 よしイライザ、出発の準備を頼む！」 　悩むことなく格闘家として成長して いく男、ケン。 　また近い内に我々の前で天まで届く 昇り龍を見せてくれる事だろう。
春麗 　麻薬組織シャドルーの総帥にして父 の仇、ベガを捕らえ、事件は終局へ向 かったかの様に見えた。だがベガより 出た父の行方を示唆する言葉が、春麗 を油断させた。　「と、父さん…」 　意識不明に陥った春麗が夢に見た、 父の面影…。 　明くる日、病院で目を覚ました春麗 は、決意を新たにする。  「くよくよするのはもうやめたわ。」	ガイル  「ソニックブームタイフーン！！」 音速の閃光がベガを貫く。シャドルー の終局である。　「殺すがいい！」とい うベガの言葉。それに応じる様にとど めを刺そうとした瞬間、ガイルを呼ぶ 声がその振り上げた手を止めた。  「彼が望んだのは、復讐ではないはず よ。見て、この子はあなたの子よ。 もう一度私達とやり直して！」 　捨てたはずの家族が、一人の軍人の 冷たくなっていた心を解かした。
ザンギエフ 　ロシアという屈強の国の存在を 私達は忘れてはならない。 そしてまた豪腕を振るった伝説のプロ レスラーがいた事も。 　その後、国際交流に努めたザンギエ フは親愛なる者の助力を得て更なるパ ワーを生み出す為、山奥に籠って訓練 を再開する。 　 国のシンボル、コサックの踊りと 　　　日々の活力、ウォッカを友に…。	ダルシム 　村の民を難病から救う為、賞金で得 た薬を携えて戻ってきたダルシム。だ が胸中は複雑だった。果たして必要悪 として闘った自分は、正しかったのか？ 　その答えは、愛する妻サリーと息子 ダッタが導いた。迷いから解脱させた 言葉にダルシムは涙する。 「私達を導いてくれるのはあなただけ。 永遠に愛していますわ」 　また一つ、悟の道を歩んだダルシム に幸あれ。
ブランカ 　向かってくるファイター達を破竹の 勢いで倒していったブランカ。だが無 敵を誇った野生児にも弱点があった。  「お母さん！」　「ジミー!!」 　十数年ぶりに出会う親子とその固い 絆。もはや抱きしめ会う二人を離すも のなど何もない。 　生き抜く為の闘いの日々から遂に安 堵の場所を見つけたブランカ。 　今の彼に都会のコンクリートジャン グルなど何の障害にもならないだろう。	バルログ 　一目見た者は思わず息を呑んでしま うというその姿…　血と狂気の織りな す究極の美の求道者、バルログ。 　新たなるファイター達との闘いも、 彼を引き立てる茶番に過ぎなかった。 「醜き者は敗者…汚らわしき者は獲物… 　この爪の餌食となる事が、唯一貴様 らの存在を認める術となるのだ」 　今日もバルログの高らかな雄叫びが 闘技場にこだまする。
ほくと　（通常） 　ほくとは幼い頃に凶悪な力を封印さ れていた。しかし、カイリとの戦いは その封印を解き、彼女の心を闇に染め た。　闘いを終え、姉の変貌に涙する 七瀬に、ほくとが言った。  「凶悪な力を試そうとするもう一人の 私が居た。でも、七瀬の声が…帰れと 呼ぶ七瀬の声が、私の目を覚ました…」 　心までもが奪われなかったほくと、 　しかし、カイリを倒したその者は、 　ほくとに他ならないのだ。	ほくと　（※） 　闇を炎で照らすが如く兄カイリは生 きていた。 　その暗く閉ざされた心の持ち主を兄 と悟るほくとに対し、カイリの記憶が… 暗殺者の思念が無情にも過去の悲劇を 繰り返してしまった。 　時が早すぎたのか 　　　　　七瀬を二人は待てなかった。
ドクトリン ダーク 　ダークは知っている。若き頃の悪夢 の様な訓練所で、共に生き抜いたソル ジャー達がまだこの世にいる事を。 彼等もまた、ダークと同じ他人を殺し て生き延びてきた悲劇の者達なのだ。 　最後の一人にならない限り、心休ま る日が来る事のない事実。いや、もは やダークは自分以外の人間は全て敵と みなしているのだろう…。  「貴様が強ければ強い程 　　　　　　　倒す喜びも大きくなる…」	スカロマニア　（通常） 　スカロマニアは遂に真の敵を追い詰 めた。最終決戦の始まりである。  「世界征服を目論む宿敵ガルダ！遂に 決着をつける時が来たぞ！額のマーク にかけて、今こそお前を倒す！」 「読めぬ…貴様普通の人間ではないな」 「その通り！並のヒーローと一緒にし てもらっては困る！私はスーパーヒー ローなのだっ！」 　かくして今日も人知れず世界を守る 闘いが繰り広げられるのである。
スカロマニア　（※） 　ヒーローとしての執念が遂に宿敵 シャドウを追い詰めた。政府に苦しめ られる民の為に闘うシャドウにとって、 スカロの正義感溢れる闘いは、あまり に強力だった。 　終局、地に伏せるシャドウにスカロ は誇らしげに叫ぶ。  「私が正義の為に闘うヒーロー、 　　　　　　　　 スカロマニアだっ!!　」	クラッカー ジャック 　ラストマッチが始まった。若き頃か ら決着つかずの宿敵同士が拳を交える。  「最強はどっちか白黒つけようぜ！」 　３回目のゴングが響かんとしたその 時、リングに炸裂音が響いた。  「また、一回り強くなったな。約束通り、 妹はお前のものだ」  「お前と闘ったのは、 決着をつけたかった…ただそれだけさ」 　力の頂点を目指す男、ジャック。 明日奮う、その拳の舞台は何処か…。
ハヤテ 　その昔八俣の剣に封じ込められた 悪霊が復活した。村の巫女が身を挺し て立ち向かうも強大なその力に及ぶは ずもない。そこに一人の剣士が現れた。  「奥義！旋陽炎・極!!」 　一分の隙もないハヤテの剣が悪霊の 幻覚攻撃をはじき飛ばし、一刀両断の もとに斬り捨てる。村は救われたのだ。 　その後ハヤテは助け出した巫女と共 にくくのちの里を治め、村の平和の守 り神となった。	シャロン 　尼僧として私闘厳禁の戒律を破り、 諜報組織の任務をも無視してただひた すらバラのタトゥーを持つ人物だけを 追っていたシャロン。だが、あと一歩 という所で首謀者を逃がしてしまった。  「このタトゥーは伝統の能力の証。 私と同じ闘い方だったあの人はやはり…」 　そして一ヶ月の謹慎が解けた後。  「洗脳を解くのは容易ではない。でも 必ずやり遂げてみせる！母さんが戻っ てくるその日の為に」
シャドウガイスト　（通常） 　遂に黒幕を追い詰めるも、オーバー ロードを起こしていた人工強化の体。 自爆ボタンを押した黒幕ともつれ合う シャドウを崩れていく本部施設は飲み 込んでいった。 　静寂の後、瓦礫の中から立ち上がる 黒幕の姿！だがその後ろで放たれた シャドウの最後の一撃が黒幕を貫いた。  「汚い楽園はもう存在しない。 」 　辛うじて、命を取り留めたシャドウ は、その命と引き換えに、力を失った。	カイリ　（通常） 　ほくととの闘いの末、本当の妹であ る七瀬の力により深い霧から解き放た れたカイリ。 　自分に攻撃する者は倒せという本能 を埋め込んだ真実…　それは幼い頃に ほくとの父親が自分を間違って殺めよ うとした事である。 　守るべき者を見い出し、生まれ変わっ たカイリ。不覚にも流した涙は悲しみ のものでなかった事は言うまでもない。
ガルダ 　闘っていた者は、語るとするには あまりに言葉が足りぬ存在だった。 まだ知らぬ新たな自己が姿を現したの か、気付かずに内に秘めていた己の暗 黒面が物質化したものだったのか、今 となってはもはや知る術はない。 　だが闘いの中で感じとった明らかに 違う気勢、そして感覚。  「己は真に己自身であったのか…」 その疑問に対する答えは 　　　　　　　　　　永遠の謎となった…。	七瀬　（通常） 　水神家の継承者として育てられた 七瀬。しかし、祖父から聞いた兄カイ リの存在は、七瀬の心を動かし、真実 を求める旅へと彼女を駆り立てた。 　それは、兄を慕う気持ちなのか、 それとも水神家を継ぐ者としての旅な のか、七瀬自身にもわからなかった。  「待っていて・・・ 　　　　　　 兄さん・・・姉さん・・・」
七瀬　（※）  「姉さん、兄さん 　　　　　　　 闘うのはもうやめて！」 　七瀬の悲痛な叫びがこだました。 その時カイリが目を覚ました。 　七瀬と、記憶の闇の中に浮かぶ幼き 妹の姿が重なった時、カイリは深い霧 の中から解放されたのだ。 　七瀬の姉を思う心が、実の兄カイリ を孤独な闇から救った。