風を迎える島ゼフィル

ボスコ平原	グクマ・クル神殿
地面の合間からのぞく青空が 特徴的な　空に浮かぶ平原。 点在する　手入れのされた遺跡は 古代の文明と　そこに今なお 暮らす者の　存在をうかがわせる。	浮遊大陸をつかさどる　聖石を まつった　晴天に映える神殿。 太陽の光できらめく　翼の彫刻は 訪れる者に悠久の安らぎと　聖なる ものに対する　畏敬の念を与える。

巨石の島トルメラドス

キスネの丘	テペ・クル神殿	パハロ遺跡
島全体をつらぬく浮遊石の根が あちこちに突き出した丘。石の放つ ミストの影響により　おだやかな 気候と　ゆたかな自然にめぐまれ 春には　丘一面に花が咲くという。	巨石の島の　中心をなす神殿。 天然の洞窟をいかした巡礼路が 聖晶石の眠る祭壇へと続いている。 唯一　エグルたちに広く知られた 聖晶石の　ありかでもある。	巨石の島に存在する遺跡のなかでも とくに古く　エグルが大切に守って いる遺跡。つくられた時代は レムレースの創世にも　さかのぼる といい　価値ある宝が眠っている。

大空海ムルク・カワク

港町マリリス	楽園の島イッシュ（崩壊前）	楽園の島イッシュ（崩壊後）
空に浮かぶ海　大空海の拠点となる 美しい港町。翼あるエグルも 海をわたるときは　船を用いるため レムレースにおいては　比較的 にぎやかな町になっている。	大空海に浮かぶ　小さな島で 海を渡るエグルが羽根を休める地。 青く　どこまでも澄んだ海と 白い砂浜は　太陽の輝きをたたえ 休息者に　楽園の熱と光を与える。	美しい白い砂浜と　どこまでも続く 青い海で　訪れた者の心と身体を いやした島。しかし　大空海の崩壊 により　外界から隔絶され　旅人の 姿も見られなくなってしまった。
お宝の眠る島キッブ（崩壊前）	お宝の眠る島キッブ（崩壊後）	熱雲の洞窟ヤッピ
大空海の孤島で　小さいながらも 豊かな資源を秘めている。 “お宝の眠る島”とは リッキー一味が勝手につけた名で エグルは単にキッブ島と呼ぶ。	かつて訪れた空賊たちが　勝手に “お宝の眠る島”と名づけるほど 豊かな資源が眠っていた島。 崩壊によって打撃を受けたものの いまだ宝をねらう空賊がはびこる。	大空海に面した岩場に　煮えたぎる 熱と溶岩の洞窟。内部には　遺跡と 同じく　ひとの手になる道が 作られており　その最深部には 神殿が　隠されているといわれる。
ウイネ・クル神殿	隠された島オッグ
崩壊した神殿と　対をなす神殿。 大空海は　このふたつの聖石で マグマと海という　相反する属性の 均衡をとっていた。片方が欠けた際 の大崩壊は　これに起因するもの。	大空海の崩壊によって　姿を現した 謎の島。海をつかさどるヌシの すみかであるとも　言われており 発見された　現在であっても エグルが立ち入ることはない。

喪失の孤島ツァラ

トマジのキャンプ場（漂流中）	トマジのキャンプ場（脱出後）	ゲゲロ密林
ベイルージュの不時着地点。 密林の中の開けた場所は　空気が うまい。キャンプ係のトマジが ヴァンたちのいない間　せっせと サバイバル気分で整地している。	漂流生活の拠点だったキャンプ場。 たき火のあとや　みんなで書いた イヴァリース文字の“ＳＯＳ”が ヴァンたちのサバイバル生活の 思い出を　無人島に残している。	自然のままに残された　空の密林。 繁茂する植物が　日光をさえぎり いつも薄暗い。木の根につまづいた トマジが　カエルに笑われた くやしさにゲゲロ密林と名づけた。
ザワワの森	ゴゴザの滝
密林の奥深く　自然のなすがまま 熱帯植物がからみあい　未発見の 幻獣がひしめく森。巨大な幻獣に 追われたトマジが　トリハダものだ と言って　ザワワの森と命名した。	密林の中心に落ちる　雄大な滝。 たちのぼる水煙は　自然の生命力を 感じさせる。滝にうたれ修行しよう としたが　激しい流れに屈した トマジが　ゴゴザの滝と名づけた。

天を抱く山の島アルダ

ユミル・クルの集落	ユミル・クル山脈	ユミル・クルの洞窟
エグルの防人たちが　天の息吹を 受ける山を守り暮らす静寂の集落。 ユミル・クルは　神の城にもっとも 近い場所で　いのち尽きたエグルは この山に登るという伝説がある。	エグルの翼でさえも越せないという レムレースの天をつく　神聖な山。 浮遊石の岩は鋭くとがり　起伏の はげしい山道をいっそう険しくして 聖地を侵す者の足をさいなむ。	険しい山道を乗り越えた者だけが たどりつける　神聖な山深くにある 洞窟。入口は侵入者を拒むように 閉ざされており　その先はこの山 全体の“心臓”につながるという。

幻獣の島レスレクタ

目覚めの地	黄昏の森	幻獣の古里
この世界に迷いこんだヴァンが 目覚めた場所。濃厚なミストが 風となり流れる異世界の島。 夕日のような　やさしい光が 不意に　さみしさを呼び覚ます。	たそがれと宵闇とが　気まぐれに おとずれる　幻想の森。まぼろしの ように　姿のさだまらない木々と あわい光が明滅する石は　この森を 現実とわかたれた地と感じさせる。	森の奥　ミストの波たつ幻獣の泉。 周囲には　思い出の花が咲きみだれ そこに迷いこんだ者は　だれであれ 故郷を思いだす。すべての幻獣は ここで生まれ　ここに還るという。

イヴァリース

東ダルマスカ砂漠	ギーザ草原	パラミナ大峡谷
王都ラバナスタの東にある砂漠で ヴァンたちにもなじみの深い場所。 ダルマスカと他国をつなぐ　重要な 通商ルートだが　幻獣出現で危険が 増し　交易もとどこおりがち。	王都ラバナスタの南に位置する サバンナ地帯で　いまは乾季。 幻獣の出現により　警戒を強化した ダルマスカ王国の派遣した警備兵が 見張りに歩き回っている。	年間を通して　気温の上がらない 氷雪に閉ざされた　酷寒の峡谷。 近くには　イヴァリースの教門の ひとつ　キルティア教の総本山が あり　巡礼者や難民が通ることも。
グレバドス遺跡	ローダ火山	フォル・ヴィエラの郷
ベルベニア地方の南に位置する 孤島にある遺跡。　グレバドスの名は 遺跡の所在から　宝をねらう空賊が 呼びはじめたもので　真の名前や 造った者は　謎に包まれている。	ベルベニア地方にそびえる 活火山で　草木も絶える不毛の地。 ヒュムはおろか　亜人も住まない 隔絶された領域といわれ　古くから ひとは近づくことがない。	森を追われた異形のヴィエラたちの すみか。眼下にたぎる　溶岩の熱で 朽ちかけた樹木が根をはり　その 木のウロを利用して造った家々が 滅びの時を待つようにたたずむ。

失われた時の城

時の乱れた城門	失われた時の城	契りを閉じた牢獄
失われた時の城を守る門。 石造りの橋は　風化したいまでも 往時の威容を失ってはいない。 門を取り巻き　ただようミストは 過ぎ去りし時の　まぼろしを映す。	レムレースの神　フォルサノスの 居城であり　すべての聖晶石を つかさどる場所。天空に浮かぶ 城には　あふれた心が吹きすさび エグルの翼を寄せつけない。	フォルサノスが　かつて神獣を 召喚したものの　そのあまりの 強大さに　契約ごと封じこめて しまった牢獄。神獣は　いまなお 囚われの地にとどまり続けている。